2013年8月4日日曜日

the first volunteer



はじめてのボランティアに行ってきました。

Powell Festivalという、日系カナディアンによるコミュニティイベントです。



…なんだか、いろいろ考えさせられました。

そして、思いのほか凹みました(*′;ω;)


凹むっていうのは…
いつもの、英語ができなーい喋れなーい、の次元ではなく。

日本のアイデンティティって何なんだろうなぁ、っていう…。




順を追って説明しましょう。


前日、パウエル祭のロケーションについて調べるわたし。(遅い)

なんと開催場所は、治安が悪く、近づいてはいけないと言われている周辺にある、オッペンハイマー公園。
Google mapで写真を見ても、ホームレスがうろうろしている、例の場所。


でも、何事も経験。
警備員もいるだろうし、大丈夫!と思いながら向かった本日。


バス停おりた瞬間に、治安悪くて怖すぎて帰ろうかと思ったけれど、帰りのバスが見当たらないため、とりあえず会場となる公園へ。


公園まで行けば、たくさんの人がいました。



天気はあいにくだけれど、屋台がたくさんあって賑わっていました♪


お腹が減っていたので、焼きそば購入。


焼きそばもコロッケも、日本の味と大差なく、美味しかったです♡

唐揚げも買ってしもうたーー(*≧∀≦)


カロリー考えて、マヨはつけなかったよ。ふふふん。



いや、しかし…。

ボランティアとして参加しつつも、どうも、雰囲気に馴染めない。

お祭りだから賑わっているのは分かるんだけれど…。
日系のイベントのはずなのに、何故か蚊帳の外にいる気分。



『日系』と『日本人』って、同じようで同じじゃない。

わたしはこのお祭りで、日本に帰ったような気分が味わえるのかな、と思ってしまっていたんです。
でも、実際はそうじゃない。
スタッフもお客さんも、日本人の率が少ない。
それでもみんな、日本の文化を紹介して、案内している。



セキュリティーしているとき、同じくボランティアの中国人の男の子に話しかけられました。
親日で、日本の漫画が大好きな彼に、「このイベント、好き?日本の文化そのもの?」と質問された瞬間、
自分の中で感じていた違和感がようやく分かったんです。

「something is different」

ふいに、そう言った自分がいました。




正直に書くと、今日のイベントを見ていたら悲しくなったんです。

現在の、わたしが知っている日本文化ではないんです。

そこにあったのは、第二次世界大戦で廃した日本文化をどうにかして立て直した、カナダの日本文化なんです。





本当の日本文化はこんなもんじゃないよ。
もっとスタイリッシュで、もっと画期的で、もっと多様化してて、もっと…。

って、声を大にして言いたかったです。



園内をうろついているホームレスや薬物中毒者。
この光景が一層、日系コミュニティの『廃墟』を物語っているようでした。




パウエル祭を、現在の治安の悪いオッペンハイマー公園でやる意義。
歴史的背景を調べても、平和な時代に日本で生まれ育ったわたしには、日系カナディアンの気持ちを30%も理解するのは不可能です。
宗教的な要素や反社会的な要素が強いように感じてしまうんです。






帰りのバス。

ヘイスティングスの例のストリートを通った際、バスの中にいるにも関わらず、マリファナの匂いが鼻をかすめました。
目を向ければ、たくさんのホームレス。
パウエル祭を知ってて「Japanese!!!!」と雄叫びをあげる人々。
バスの中は安全なはずなのに、身の危険を感じました。


この治安の悪い中で開催されるパウエル祭。



平和な日本が大好きなわたしにとって、結構ショックな光景でした。






明日は、予定を変えてスティーブストンに行こうかと思います。
ちょっと、リフレッシュしたい…。


ゲイパレードも、ちょっと覗いてから、ね(´∀`*)


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